ぽんちゃんくんのブログ

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偏差値70に爆上げ&読解スピード超UPする「音読」のお話 Vol11

 受験シーズンは過ぎてしまいましたが、今回は英語長文の勉強の一つ「音読」のやり方や効果について書いていこうと思います。

 

 世間では、音読なんて効果ないし時間の無駄と言う人もいます。しかし音読は多くの人が簡単に始めやすく、続ければ莫大な効果が望める勉強法です。理解のスピードと読むスピードが格段に速くなります。来年の春、第一志望の大学に合格したいのなら今すぐにでも始めるべきです。

 

 それでは音読のやり方を紹介していきます。まずは塾の教材や参考書などの英語長文を普通に解いていきます。解き終われば採点をしてなぜ間違えたのかをチェックして終わるのが一般的だと思います。でもそれで終わってしまうのはもったいない!解答冊子にはS.V.O.Cが振られていたり、関係代名詞が修飾している名詞が表記されていたり、前置詞句が何を説明しているのかなど、解釈が詳しく書かれているものがあります。それを全て理解しましょう。これは音読をスムーズに進めていく第一歩です。

 

 そのあとに和訳と英文を細かく見比べてみましょう。解釈を頭の片隅に置きながら見比べると、なぜこのような和訳になったのかがわかると思います。

 

 全ての英文でその作業が終われば、いよいよ音読の開始です。意識することはたった二つ!一つは、英語を日本語に和訳しないで、英語を英語として読むこと。和訳と英文を見比べた時点である程度の話の展開は、頭に残っていると思います。だからこそその残ったイメージと読んでいる英文を結びつけていくことができるのです。日本人が日本語を日本語として理解するように、アメリカ人も英語を英語として理解しているのです。だからわざわざ英文を読みながら和訳する必要はありません。

 

 二つめは、英文を左から右に読み進めていくことです。日本語は特殊な言語であり、動詞が文の最後に来たり、名詞を前からしか修飾しません。しかし英語は主語の後に動詞がきますし、名詞は前からだけでなく後ろから修飾することの方が多いです。そのため和訳をするときは文の後ろにある要素から順に前へ戻ってくるような動きをします。しかし先ほど述べたように、英文を読んでいるときに和訳をしていく必要はありません。さらにアメリカ人は英文を必ず左から右に読んでいきます。文の骨格(S.V.O)をはじめに決めて、後から補足情報としての修飾語がくるイメージです。単純に右から左に読むとスピードが遅くなってしまうという理由もあるので絶対にやめましょう。

 

 音読ははじめはとにかく時間がかかります。うまくいかないこともたくさんあります。だから途中でやめてしまう人が多いのが現状ですが、それはとても勿体無いことです。私は一つの長文を最低15回音読しました。そして5ヶ月続けた時にその効果を実感しました。とにかく時間のかかる地道な作業でしたが、その苦労を忘れさせてくれるほどの効果で、本当に続けてよかったと思います。

 

 言語はコミュニケーションが基本です。つまり言語は耳で勉強すべきなのです。15回以上の音読で第一志望合格を勝ち取っちゃってください!